国会「好・珍質問主意書」

本ブログは、衆参両院に提出された質問主意書と答弁書の中から、「これは」というものを、独断と偏見で選び、面白がる目的で設立しました。

衆議院第195回特別国会質問主意書総評

 平成29年も、あと数時間で終わろうとしています。「国難突破解散」後の首班指名のため11月に召集された第195回特別国会も閉会され、本国会の質問主意書答弁書も出そろっています。

 年が明けると第196回通常国会が召集されるため、本国会の質問主意書が過去ログ行きになってしまいます。そうなると質問主意書の総評をするタイミングを逃してしまうので、ここらで、本国会の質問主意書を振り返ってみましょう。

 なお、本ブログの姿勢を重ねて表明すると、質問主意書を出せば出すほど仕事をしているとは、一切評価していません

 今回は、衆議院のもの。本国会では野党・無所属議員から、105本の質問主意書が内閣に提出されました。政党別内訳としては、立憲民主党70、希望の党29、日本共産党5、無所属1と、立憲民主党から非常に多くの質問主意書が提出されています。

 議員名別にみると、本ブログで再三紹介させていただいた立憲民進党の逢坂誠二君が45本と、実に全体の4割以上のシェアを誇っています。同じく立民の初鹿明博君が17本で第2位につけ、「安倍首相ずっこけ動画の削除を依頼したのか」との質問主意書Twitterでも話題になった希望の党大西健介君が9本で第3位にランクイン。

 最後に議員別に質問主意書をまとめましたが、全体的に、時事問題への質問や、政府答弁で回答の出て来るはずのない「失言」追求などが目立ち、テーマ性のある質問は少なかったように見受けられます。

 次に、議員別に論評します。

 もはや質問主意書を濫発していると謂うべき立民・逢坂誠二、おそらく各省庁の担当者は「また逢坂(おおさか)か」と言っていることでしょう。

 あまりにも本数が多いので、一覧は末尾での掲載としていますが、こうやってまとめて見ると、毎朝ニュースを観て気になったことを、「ねえ、これどうなの」とリプを飛ばすような、カジュアルな感覚で質問主意書を提出していることがわかります。

 概ね「だからなんなんだよ」というものですが、北朝鮮関連ものは自分としても興味があるので、面白かったです。

 基本的に質問の定義を明らかにしないため、「お尋ねの~の意味するところが必ずしも明らかではないため……」で逃げられていますが、たまに再質問書を出すようになりました。

ドローン規制法における対象施設の安全の確保のための措置を行うことのできる者に関する再質問主意書

 これなんかはケースを細かく区切っているので、どんな答弁が来るのか期待していたのですが、警察・自衛隊関係は、やはり徹底的に逃げますね。

 逢坂誠二代議士の質問主意書は、一覧にすると「時事問題に対する日本政府公式見解集」ができあがるのが、評価ポイントです。

 

 第二位にランクインした、立民・初鹿明博。とりあえず政府・与党の揚げ足を取っていくスタイルで、タブロイド紙の見出しをとっているかのようなクソリプ率が高いのが特徴です。

佐藤正久外務副大臣が自衛官の服務の宣誓を引用したことに関する質問主意書

 これなんかは、

Q.「副大臣自衛官の服務の宣誓を用いて職務に当たる決意を述べることは不適切では」

A.「基本的な姿勢を述べたものであると承知」

 という、「そりゃそうだろ」な典型的クソリプでした。

 

 第3位の希望・大西健介は、クソリプと医療福祉系陳情転送が半々といったところでしょうか。

米国大統領を招いての晩餐会への野党党首の招待に関する質問主意書

 これについては、Twitterでの日共・志位和夫代議士によるツイートを内閣へ転送リプライしたものですが、

 御指摘のような「安倍政権になって、野党党首を招待しなくなった」という事実はない。

 

  との答弁がでています。なんなんですかね。どちらも「ウソ」ではないとすれば、「従来も野党党首を招待しない場合がたまにあった」、ということでしょうか。単純に気になります。

 

 以上、本数ベスト3ですが、ここから先は、気になったものを拾っていきます。

 

 まずは、立民・小宮山泰子による、本国会最悪の質問主意書

国難突破解散の意味並びに第四十八回衆議院総選挙結果の評価に関する質問主意書

 まず、題からして「だからなんだよ」のクソリプ枠なのですが、逢坂誠二代議士が既に国難突破解散の意味に関する質問主意書を11月1日に提出・11月10日に答弁書も出たあとの既出質問です。

 これだけで「半年間ROMってろ」と言いたいところですが、12月5日提出というのも、「10月の選挙の話を今更????」「国会が閉まる前に、とりあえず仕事しました感を出すために投げたんじゃないの????」と思わざるを得ない、どの角度から見てもクソ質問です。役人に手間をかけさせる以外に、何の意味もないと断言していいでしょう。

 

 次に、第4位の希望・城井崇、質問6本中5本が北九州関係、のこりの1本も暴力団取り締まり強化陳情と、地元重視もここまでくるとどうなの感があります。

 

 立民・石川香織君。

議会における議員活動と育児に関する質問主意書

 まあ、出産適齢期の議員だし、そりゃ聞くよなという質問ですが、この手の質問をする議員は与野党限らず地雷というイメージを払拭してほしいところですね。

 希望・もとむら賢太郎君。6本すべて、時事問題というか、日本の論点』に出てきそうな問題を、これも小宮山君と同様、会期末になってからぶち込んでいます。これも役人の睡眠時間を削る嫌がらせ以上の意味はありませんね。

 

 日共・宮本徹君

東京外かく環状道路に関する質問主意書

東京外かく環状道路に関する再質問主意書

東京外かく環状道路に関する第三回質問主意書

「宮本ガンバレ」「国交省ガンバレ」という感じで、非常に面白い応酬をしています。

 

 以上、本国会衆議院質問主意書紹介は以上となります。

 来年は、どんな好珍質問が飛び出すのか、期待しましょう。

 

立憲民主党

逢坂誠二

河野外務大臣の就任直後の会見における日米原子力協定に関わる認識に関する質問主意書

核燃料サイクルについての世耕経済産業大臣の発言に関する質問主意書

今次の総選挙の執行に関する質問主意書

神戸製鋼所の製品のデータ改ざんに関する質問主意書

国難突破解散の意味に関する質問主意書

北朝鮮のおかげとはどのような意味と理解すべきかに関する質問主意書

日本政府が国連総会第一委員会に提出した核兵器廃絶決議案に関する質問主意書

内閣の国会召集の権限に関する質問主意書

プライマリーバランスの黒字化への具体的計画に関する質問主意書

改正組織犯罪処罰法の施行状況に関する質問主意書

北朝鮮の核実験による北海道への放射性物質の降下に関する質問主意書

出国税の課税対象に関する質問主意書

安倍総理の与野党の質疑時間の配分見直し指示に関する質問主意書

行政文書の管理に関するガイドラインの見直しに伴う保存期間一年未満の行政文書の扱いに関する質問主意書

安倍総理によるイヴァンカ大統領補佐官の主導で立ち上げられた基金への資金提供に関する質問主意書

戦士の国家日本の意味に関する質問主意書

安倍総理が加計問題の獣医学部新設を初めて知った日に関する質問主意書

SNS上で自殺志願者を集める行為の規制に関する質問主意書

トランプ大統領のアメリカ製の防衛装備品の購入を促す発言に対する政府の見解に関する質問主意書

日米首脳のゴルフ場での会話記録を残すことの必要性に関する質問主意書

日銀の審議委員の「日銀が買って株価を上げたということは、事実としてない」との発言に関する質問主意書

公文書管理ガイドライン見直しにおいて確認前の文書も残すことに関する質問主意書

公文書管理ガイドラインの見直し案でいう行政文書の該当性に関する質問主意書

第四回主要原子力施設設置者の原子力部門の責任者との意見交換会における電気事業連合会の報告に関する質問主意書

神戸製鋼所の製品のデータ改ざんに関する再質問主意書

ドローン規制法における対象施設の安全の確保のための措置を行うことのできる者に関する質問主意書

第三の性に関する質問主意書

自殺志願者へのSNS上での公的相談窓口の現状に関する質問主意書

内閣の国会召集の権限に関する再質問主意書

報道の自由を守るための法改正に関する質問主意書

わが国におけるヒアリの侵入・定着状況に関する質問主意書

合衆国大統領の核攻撃命令についての違法性の議論に関する質問主意書

北朝鮮軍兵士の亡命事件の法的意味に関する質問主意書

会計検査院法第三十条の三の規定に基づく報告書に対する政府の責務に関する質問主意書

「何であんな黒いのが好きなんだ」との発言に対する政府の対応に関する質問主意書

ビットコインを使用することにより利益が生じた場合の課税関係に関する質問主意書

公益財団法人日本相撲協会への政府の評価に関する質問主意書

安倍総理の「私が調べて私が適切であるということを申し上げたことはない」との答弁に関する質問主意書

北朝鮮のミサイル発射準備にかかわる日本政府の情報管理に関する質問主意書

ドローン規制法における対象施設の安全の確保のための措置を行うことのできる者に関する再質問主意書

皇室会議における菅官房長官の役割に関する質問主意書

第三の性に関する再質問主意書

民法第七百七十四条の夫による子の嫡出否認の規定に関する質問主意書

無人の国境離島地域の保全に関する質問主意書

北朝鮮から漂着する木造船に起因する諸問題に関する質問主意書

 

初鹿明博

関東大震災における朝鮮人虐殺に関する質問主意書

憲法第五十三条に基づく国会の召集要求に関する質問主意書

麻生太郎副総理兼財務大臣の北朝鮮から難民が押し寄せてきた場合に射殺することを考えなければならないとの発言に関する質問主意書

頭髪の色を黒髪とする校則に関する質問主意書

選挙期間中の情勢調査の公表記事に関する質問主意書

雇用関係助成金の共通要件に関する質問主意書

諫早湾干拓潮受堤防排水門の開門を命じる確定判決に関する質問主意書

安倍総理とトランプ大統領の共同記者会見での米国から防衛装備品を買うという発言に関する質問主意書

科学的特性マップに関する意見交換会の参加者募集に関する質問主意書

雇用関係助成金の共通要件に関する再質問主意書

プライマリーバランスを黒字化してアルゼンチンはデフォルトになったという安倍総理の発言に関する質問主意書

内閣官房参与に関する質問主意書

子どもを四人以上産んだら表彰するという提案に関する質問に対する答弁書

国賓の同性パートナーが宮中晩餐会に出席することに関する質問主意書

「科学的特性マップに関する意見交換会」に係る原子力発電環境整備機構による広報業務の委託に関する質問主意書

皇室会議に菅内閣官房長官が陪席したことに関する質問主意書

佐藤正久外務副大臣が自衛官の服務の宣誓を引用したことに関する質問主意書

 

階猛

GPS端末等により位置情報を取得する捜査に関する質問主意書

GPS捜査及び携帯電話端末にかかる情報を取得する捜査に関する質問主意書

 

石川香織

議会における議員活動と育児に関する質問主意書

 

菅直人

「高齢・障害・求職者雇用支援機構」による、自主避難者の住宅立ち退きを求める訴訟に関する質問主意書

 

本多平直

先制攻撃の違法性に関する質問主意書

 

長妻昭先生

学校における働き方改革に関する質問主意書

 

早稲田夕季君

保育所設置における建築基準法告示改正に関する質問主意書

中小河川の緊急点検の結果を踏まえた取り組みに関する質問主意書

 

希望の党

大西健介

安倍首相のトランプ米国大統領とのゴルフ中の映像についての削除依頼に関する質問主意書

「新たな社会的養育ビジョン」に関する質問主意書

消防職員採用時の色覚検査に関する質問主意書

米国大統領を招いての晩餐会への野党党首の招待に関する質問主意書

I型糖尿病患者の障害基礎年金の「打ち切り」に関する質問主意書

国際儀礼(プロトコール)における同性パートナーの取り扱いに関する質問主意書

タミフル等抗インフルエンザウイルス薬による異常行動に関する質問主意書

両親がともに外国籍の子の出生届の記載に関する質問主意書

I型糖尿病患者の障害基礎年金の「打ち切り」に関する再質問主意書

 

城井崇

北九州市の産業振興に関する質問主意書

北九州空港の機能拡充と利用促進に関する質問主意書

暴力団対策の推進に関する質問主意書

首都圏等の企業の地方移転や地方拠点の強化に関する質問主意書

地方や「まちなか」への移住・定住促進に関する質問主意書

北部九州での次世代自動車産業の拠点化に関する質問主意書

 

働き方改革実行計画の概要に関する質問主意書

 

柚木道義

訪問介護における「生活援助」の提供回数の制限及び「生活援助」の「緩和した基準」に関する質問主意書

 

小宮山泰子

国難突破解散の意味並びに第四十八回衆議院総選挙結果の評価に関する質問主意書

 

山川百合子君

日米同盟の歴史的認識と法的根拠に関する質問主意書

 

山崎誠君

国家戦略特区における追加の規制改革事項の取り扱いに関する質問主意書

平成二十九年度インフルエンザワクチンの供給に関する質問主意書

航空機の衝突や弾道ミサイルに対する原子力施設等の安全性を確保するための取り組みに関する質問主意書

 

もとむら賢太郎君

介護人材の確保に関する質問主意書

Jアラートに関する質問主意書

北朝鮮問題に関する質問主意書

森林環境税に関する質問主意書

東京オリンピック・パラリンピックの開催時期に関する質問主意書

 

落合貴之

教科書検定と憲法論に関する質問主意書

 

中谷一馬君

デートレイプドラッグによる性犯罪・性暴力被害に関する質問主意書

 

日本共産党

宮本徹君

東京外かく環状道路に関する質問主意書

東京外かく環状道路に関する再質問主意書

国家戦略特区による獣医学部新設に関する質問主意書

東京外かく環状道路に関する第三回質問主意書

 

赤嶺政賢

辺野古沿岸域における活断層の存在の可能性に関する質問主意書

 

無所属

玄葉光一郎

福島の風評被害に関する質問主意書